【Kad Kokoa(ガートココア)】タイで育ったカカオのみを使ったこだわり沢山チョコレートメーカー
こんにちは。皆さんは好きな食べ物は何でしょうか?
私はなんといってもチョコレートが大好きです。以前旅先で「チョコレートファクトリー」というお店を見つけ、タイの中に他にもチョコレート専門店があるかどうか探したところ、見つけました、「Kado Kokoa(ガートココア)」というお店です。
ガートココアさんのチョコレートはとっても美味しく、また、創業者の企業理念には素晴らしい思いが詰まっていて、私はこのガートココアさんの大ファンになりました。そこで今回は、皆さんとこのチョコレートメーカーについての情報をシェアしたいと思います。
ガートココアってどんなチョコレートメーカー?
ガートカカオは、バンコク在住の元弁護士であるお二人が作り出したチョコレートブランドです。タイの田園風景がお好きなお二人は弁護士時代に定期的に農場や山に自然を満喫しに行っており、その際に本格的なタイ産カカオの品種とそれを栽培する地元農家の存在を知りました。そこからタイ産カカオを使ったチョコレートづくりを始めます。タイのカカオ豆を世に広め、タイ産チョコレートという新しい文化を育むために、お二人の創業者はその持続可能性を高める努力をしています。
チョコレートへのこだわり
ガートカカオはタイ産チョコレートにこだわりを持っています。カカオ豆の成長過程において育まれる自然な味の特徴を際立たせたいという思いから「シングル・オリジン・チョコレート」を生み出しています。シングル・オリジンとは、ある一か所の農園で栽培される単一品種のものを指します。
シングル・オリジン・チョコレートでは、タイのある特定の地域環境で育まれたカカオを、可能な限り手を加えずに一つのチョコレートにしています。原材料はたったの二つ、カカオと有機サトウキビ糖になります。カカオバターをはじめ、いかなる種類の添加物も使用しません。
カカオと有機サトウキビ糖に加え、地元で調達した果物や種子、スパイスなどの材料を使ってチョコレートの自然な味を引き立てる「インクルージョン・バー」も作っています。
4か所あるカカオ産地
ガートココアは、チェンマイ、チャンタブリ、チュンポン、プラチュアップキリカンの地域にある4つの農園と提携しています。各農園との関係を強固にしたいと考え、できるだけ頻繁に農家さんを訪問し、乾燥や発酵のプロセス、生産予測などの知識を共有することで、地元の市場を強化し信頼のおける協働に向けて共に成長できるよう、各農家さんの仕事に深く関わっています。
カカオの生産地が4つあることで、それぞれの土壌の特徴やカカオの木の種類、天候や気候などの違いが各地のカカオ豆の味を独自のものに育てていくので、各地でとれたカカオを使ったシングル・オリジン・チョコレートを食べて味を比べたり、自分の好みの味を探すのが楽しいように感じます。
Social Enterprise(社会的企業)としての役割の追求
Social Enterprise(社会的企業)という言葉をご存知でしょうか?それは、社会問題の解決を目的として事業に取り組む企業のことを意味します。
先に述べておきたいのは、ガートココアさんは自らを「社会的企業です」と公言しているわけではありません。ホームページを見てもその文言は見当たりません。
ではどうして彼らを社会的企業として見るのかというと、そこにはある小さなエピソードがあるのです。
私がガートココアさんに商品を注文しようと思ったのは、ガートココアさんのインスタグラムのキャンペーン投稿を見たことがきっかけでした。ガートココアさんのキャンペーン対象商品を購入すると、収益の10%をコロナ禍で慈善活動を行っている団体に寄付するというものでした。バンコク内の病院にコロナ罹患者のための酸素タンク購入支援金として使っていただく寄付金だそうです。
この企画を見て、創業者である元弁護士のお二人は、弱者を思いやることができる人格の方々だと感じました。そして、ただただステイホームで毎日を過ごしている自分にも、商品を購入することで社会に何かしらの支援ができるのなら商品を購入したいと思いました。このような社会貢献になる仕組みを用いた商品開発を行っていることを素晴らしいと思い、その思いを簡潔にお礼としてテキストメッセージで送ったところ、
「私たちは社会的企業です。自分たちの製品を通してインパクトを与えることに貢献したいと思っています。私たちのミッションを応援してくれてありがとうございます。」というお返事をいただきました。そこで "We are a Social Enterprise." と明確に述べられていたのです。このお言葉をいただいたことで、これからもこの会社を応援していきたいと思いました。
商品の注文はLINEで行うということで、早速連絡をしてみました(今回の発注は私にとって初めてのガートココアさんの商品購入でした)。そして、注文が確定してから40分後には自宅に商品を届けてもらうことができました。保冷材もしっかりつけてくださっていたので、暑い中配送されてきましたが商品の状態は良好でした。
商品はどれもとても美味しかったです。本物のカカオの味がします。心から満足できる食べ物に出会ったのは久しぶりに思います。
こんなに美味しい製品をつくっていて、その上社会貢献ができるシステムまで兼ね備えた商品開発を行っているガートカカオさん、本当に素晴らしい企業だと思います。
こだわりのチョコレート いろいろあります
今回の寄付キャンペーンの対象商品 Duo Set の他にもチョコレートをいくつか購入しました。どれも本当に美味しいです。ガートカカオさんのチョコレート製品に出会えてよかったと思いました。
Bean To Bar の原材料名を見てください!チョコレートのベースには本当にカカオと有機サトウキビ糖のみの使用となっています。チョコレート自体の味も美味しいですが、そこにドライフルーツとナッツの味が相まって、とっても上品な甘さと酸味を感じるバーに仕上がっています。
ちなみに、チョコレートと一緒に写っているお茶は、タイ北部で森林環境に配慮したお茶づくりを行っている「Monsoon Tea(モンスーンティー)」さんのお茶です。こちらも、企業理念や商品が素晴らしいので、別の機会に記事にしたいと思っています。
ケーキなどのセット商品だけではなく、チョコレートバーの購入においても上記の寄付キャンペーン対象商品が用意されています。シングルオリジンのチョコレートを選んでそのココアが育まれた地に思いを馳せてみてもよいですし、インクルージョン・バーやセット商品で色々な味を楽しむのもよいですよね。
種類が豊富なので、ご興味のある方は是非ガートココアさんのホームページを参照していただくとよいかと思います。
ガートココアさんはカフェも運営しています。コロナが落ち着いて気軽に外出ができるようになったらカフェにも足を運んでみたいと思っています。
いかがでしたでしょうか。
コロナ禍の今は、デリバリー購入で自宅に商品を届けてもらえることが大変ありがたく感じています。状況が落ち着いた際には、タイやバンコクでの観光の目的地の一つとしてお店に立ち寄るのもとても良いのではないかと思っています。
この記事がお役に立っていましたら幸いです。