にゃんたのバンコク生活

タイ・バンコクでの日常や、好きなものごとについて綴ります

胸にしこりを見つけました

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突然ですが、自分の胸にしこりを見つけたら、皆さんはどのように感じますか?

ある日、それまで何もなかったはずの箇所にしこりがあることに気付く。私の場合、見つけた時はドキッとして、乳がんになってしまったかという考えが頭を過りました。

病院で検査をしたところ、幸い悪性のものではないだろうということが分かったのですが、今回のことで健診の大切さを痛感したので、私の体験をシェアさせていただきたいと思います。

しこりを見つけて

発見

タイから日本に帰ってきて、強制隔離明けの自主隔離中のことです。お風呂上りに鏡を見ながらスキンケアをしていた時に、鏡に映る自分の中にしこりを見つけました。自分の体にしこりを見つけたのは初めてです。そのしこりは左胸上部(胸と脇の間)にありました。「今までどうして気付かなかったんだろう、住環境が変わり、光の当たり方で今気づいたんだろうか」と思うと同時に、これはまさか乳がんのしこりではないかと不安になりました。

とりあえず夫に声を掛け、そこにしこりがあったことを知っているかを尋ねたところ、分からない、なかったんじゃないか、とのことでした。「病院で診てもらった方がいいんじゃない?」という夫の言葉と、乳がんだった場合は早期に治療にかからないと大変だという自分の考えもあり、病院に検査に行こうと思いました。

しかし、その時はまだ帰国後の自己隔離中のため病院には行けません。なので、隔離が明けたら病院に行こうと思い、受診可能な病院を調べることにしました。

2020年8月に、海外渡航前健診を受けていた病院があったことを思い出しました。そこで乳房のエコーを撮っていたので、現状と当時のデータを比較できたらいいなと思い、その病院で受診できないか電話で問い合わせました。すると、「海外から帰国した方については、原則として3か月間は受診をお控えいただいております」とのことでした。でも、1年前に健診を受けていたので、今回はお受けしますと言っていただけました。受診を引き受けていただけて本当に良かったです。

それでも、受診までに2週間以上時間がありました。そこで、しこりの正体が気になりネットで調べたところ、胸にしこりができる原因はがんだけではないことが分かりました。でも私の胸の箇所は乳がんができやすい位置で一番可能性が高い場所にあたることも分かりました。不安ではあるけれど、心配しすぎないように毎日を過ごしました。

検診にて

乳腺科に予約をして行くと、最初に渡された問診表には今回の症状についての質問の他、最終月経や出産の有無など産婦人科のような質問が載っていました。次に、CTとマンモグラフィを撮りました。そしていよいよ診察です。

CTとマンモグラフィの映像からは悪性のものは見当たらないとのことでした。そこで、1年前の状態と比べるためにエコーも見てみることになりました。そこでも悪性のものは見受けられないということで、このしこりは悪性のものではないだろうということになりました。

次に先生からある質問を受けました。「コロナウィルスのワクチンを受けたことはありますか?」と。

今回のしこりの正体

今回の検診結果は「ファイザーのワクチン接種によるリンパ節の腫れ」ということになりました。というのも、アメリカや日本などで、ファイザーのワクチン接種後にリンパ節が腫れるという症状が少し報告されているとのことです。先生によると、ワクチン接種により抗体ができる際に体内でワクチンの成分と免疫が戦っていて、その際にリンパ節が腫れることが体質によって起こりうるとのことです。私以外にも、その病院に同じ診察結果が出た人がいますとのことでした。ちなみに、私は自分自身では気付かなかったのですが、左胸の他に左脇にもリンパ節の腫れがあると先生が教えてくれました。その箇所もエコーで確認していただきましたが、悪性のものではないとのことでした。

先生からの注意点

今回は悪性腫瘍ではなさそうだという結果になりましたが、今後気を付けることとして以下の3点について先生が言及されました。

  • 今後このしこりが大きくなってきたら、すぐに再受診すること
  • しこりの表面にざらつきを感じるようになったら、すぐに再受診すること
  • しこりに痛みや違和感を感じるようになったら、すぐに再受診すること

上記の症状が出たら、しこりから体液を取って検査が必要になりますとのことでした。

今後のために、帰宅してからすぐにしこりの大きさを測りメモしました。

自分のからだを大切にするということ

今回の経験から、もっと自分のからだを大切にしなきゃなぁと深く反省しました。普段から健康には気を付けているつもりですが、お菓子をたくさん食べたりお酒を飲んだり、夜更かししてしまうことがしばしばあります。それに、正直に言うと、乳がんのことはほとんど気にしたことがありませんでした。

だからこそ、今回しこりを発見した時の「ドキッ」としたあの気持ちをもう繰り返さないように、これからは定期的に自分で胸まわりのチェックを続けていくことにします。今回の私の場合、鏡に映った自分の姿を見てしこりに気付きました。その他にも、毎月1回乳房周りのセルフチェックをすることで、しこりを発見できることもあるそうです。なので、今は私は月一回のセルフチェックも取り入れています。

詳しい方法は以下のリンクをご参照ください。

乳がんと検診 | ピンクリボンフェスティバル

また、年に一度の健康診断の時に乳房検診も追加しようと思いました。自分で気付かないものでも、病院の機械を使うことで早期発見につながるのはとても良いと思いました。

乳がんは、早期発見・早期治療ができれば治癒が可能といわれています。皆さんも、ご自身やパートナーのからだを大切にして、健康でいられる環境を作っていきましょう!

最後にお願い

もしもファイザーワクチンを接種後にしこりを発見した方がこの記事を読んでいる場合、ご自身のしこりが免疫反応なのかを確認するためにも是非病院での検診をしていただきたいと思います。

今回私がこの記事を書いたのは、胸にしこりが出来た時に正しい判断をするために、何よりもご自身のからだのために、検診やセルフチェックがからだを守ることをお伝えしたいと思いこの記事を書きました。

この記事がお役に立てていれば幸いです。

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