にゃんたのバンコク生活

タイ・バンコクでの日常や、好きなものごとについて綴ります

母子で出国〈羽田空港発〉コロナ禍で考えた出国4日前からの行動計画

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コロナ禍に海外へ引っ越しをするとしたら、どんなことを気にかけますか?我が家の一番の心配事は、コロナに感染しないことでした。コロナ禍にタイへ渡航するには、出国72時間前までにRT-PCR検査を受けて新型コロナウィルス陰性証明書を取得する必要があります。

夫不在の中、母と子ども2人がいかに安全に出国までの道を乗り切るか。というのも、我が家の場合、夫が先に一人で赴任し、その後に家族がタイに渡航するスケジュールになっていました。そこで最終的に考えた行動計画が

  • 出国4日前:国内引越作業完了&新宿にて前泊開始
  • 出国3日前:RT-PCR検査受診
  • 出国2日前:この日の午後までに連絡がなければコロナ検査は陰性ということ
  • 出国 前日 :RT-PCR検査陰性証明書の取得、国内携帯電話解約
  • 出国日当日:バスタ新宿から高速バスで羽田空港へ

でした。この記事では、その決定に至った詳細についてご紹介したいと思います。

出国当日の移動手段について

私たちのフライトは羽田発でした。我が家のいつもの羽田空港への行き方は「電車で行く」か「車で行く」の2パターンです。でも、今はコロナ禍、そして夫はいない。

電車で行く場合、品川駅での京急線への乗り換えが大変(子どもも私も重い手荷物があるため)なのと、乗り換え時や電車内が混んでいた場合、空港に着くまでに子どもが疲れ切ってしまう問題があります。

車で行くは、今回は対象外でした。なぜなら、海外赴任が決まって車は売却することにしたからです。空港まで車で行き、空港駐車場で車を売却する手配をすることも可能でした。ただ、出国当日にそういった手続きを行うのは避けたかったことと、過去に羽田空港に向かう途中に首都高が事故で通行止めになり、フライトを逃した経験があります。今回は通常のフライトではなく、やっと取れた特別便(コロナ禍のため、タイ政府が運航規制を行っているフライト)です。いかなる理由があっても、乗り遅れたら「次の空いてる便で渡航」という訳にはいきません。

高速バスの利用を検討する

そこで検討したのが高速バスです。高速バスなら、乗ってしまえば空港まで座ったまま行くことができます。子どもにとっても私にとっても一番楽な手段が高速バスだと思いました。 高速バスで行くとしても交通事故での道路封鎖のリスクはあります。しかし、自宅から車で行くよりは高速バス乗り場から空港へ向かう方がその点のリスクが減るのと、早い時間帯のバスに乗れば、到着遅延をしたとしてもフライトを逃すリスクは回避できると考えました。

高速バスのチケットはオンラインで事前購入が可能です。その際にQRコードが発行され、バス搭乗時にはそのQRコードを見せるだけで乗車ができます。チケットレスでとても便利なサービスです。

RT-PCR検査をどこで受ける?

まず考えたのは、タイ渡航のために狂犬病などのワクチン接種を行ったクリニックです。自宅近くのクリニックなので、ここで検査を受けることができれば出国直前まで自宅で過ごすことができます。いろんな面で負担が少ないことも良い点でした。そこでそのクリニックに検査の問い合わせをしたところ、「陰性証明書発行までに時間がかかってしまうため、フライトまでに証明書を発行できない」との回答をいただきました。残念ですが、別のクリニックを探すことになります。

小石川インターナショナルクリニックで検査をすることに

最終的に決めたのは、小石川インターナショナルクリニックさんでの検査です。フライトに必要な陰性証明書が期限内に入手できることが決め手になりました。

実際検査に行った時は、看護師さんたちも医師の方も親切丁寧に対応してくださいました。子どもたちも安心して受診できたので、お子さん連れの方にもお勧めのクリニックです。

自宅から行くか、利便性の高い場所に前泊するか

次に考えたのは、PCR検査や空港にどこから行くかについてです。出国までに自宅から全ての家具の搬出をする必要があったため、その引越作業のタイミングとPCR検査の日程をどう組むか考えました。

我が家の場合、引越には2日必要とのこと。出国3日前と前日にはPCR検査関連でクリニックに行く必要があり、その日には引越作業はできません。そこで、出国直前まで自宅で過ごすことは諦め、PCR検査を受ける日の前日に引越作業を完了させ、その日からホテルに宿泊することにしました。

出国前の宿泊先は新宿の小田急ホテルセンチュリーサザンタワー

このホテルを選んだ理由は大きく次の4点が挙げられます。

  • ホテルのすぐ近くにJRや都営線の駅があるため、PCR検査を受けるクリニックに行くのに便利
  • 徒歩5分の場所にバスタ新宿があるので、出国当日に高速バス乗り場にアクセスしやすい
  • 徒歩5分の場所に携帯電話ショップがあるため、出国前日まで携帯電話を利用できる&解約手続きのためのアクセスが良い
  • 建物内にレストランやコンビニエンスストアがあるため便利

ホテルの入っているビル内にレストランがいくつもあったので、混雑する時間を避けて空いているレストランに行き、人との接触を減らすことができました。

ビルには個人的に好きなお店 Shake Shackも入っています。東南アジアではシンガポールにお店がありますね。

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環境や食の品質に配慮した商品を提供しているShake Shack 美味です

ホテルレストランでの朝食はどれも美味しかったです。普段はビュッフェスタイルの朝食ですが、私たちが滞在中はコロナ対策のためビュッフェではなくプレートでの提供となっていました。ウェイターさんが子どものことを覚えてくれて、毎朝子どもと会話をしてくれたことが嬉しかったです。

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朝食の様子① ホテル特製バナナジュースが美味でした

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朝食の様子② 卵料理は目玉焼きやオムレツなどいくつかのメニューから選択できます

客室の様子

客室にはアレクサが用意されていました。子どもたちの「好きなプリキュアは?」や「好きなウルトラマンは?」等の質問にアレクサがちゃんと答えていたので、子どもたちは大喜び。歌を一緒に歌ったりもしていました。ほとんどの時間を客室内で過ごしていたので、子どもたちがアレクサとの時間を楽しんで退屈することがなかったのが良かったです。

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子どもたちの質問攻めにあっていたアレクサ

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ベッドの様子 パジャマが用意されていました

客室はツインルームに宿泊し、エキストラベッドを1台入れていただきました。エキストラベッドを入れなければ、上の写真に写っているベッドスペースは空きスペースになります。

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客室からの景色① 客室からはバスタ新宿やJR新宿駅が見えます

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客室からの景色② 日中には新宿御苑が見えます 木々が色づき始めています

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客室からの景色③ 夕刻の眺め 新国立競技場が眩しく光っています

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客室からの景色④ ドコモタワー(時計台)の色の変化を子どもたちと楽しみました

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客室からの景色⑤ 出国当日の朝 美しい朝焼けです

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出発日の朝 ホテルレストランからの眺め 新宿の街ともしばらくお別れです

PCR検査時と食事以外の時間はずっと客室にいましたが、快適に過ごせる空間で良かったです。

携帯電話の解約はホテルの近くのショップで

出国前日の夕方には、ホテルから徒歩5分ほどの場所にある携帯ショップで携帯電話の解約を行いました。フライトが確定し、このホテルに宿泊することを決めてからすぐに携帯キャリアのホームページから解約手続きの事前予約を行ったので、自分にとってベストタイミングな日時で携帯解約を行うことができました。

出発日の朝が早い場合は事前チェックアウトが便利

私たちは、出国当日はバスタ新宿からのバスを8時の便で予約していました。出発日の朝の時間をできるだけゆっくり過ごすために、出発前日に事前チェックアウトをしておきました。事前チェックアウトは、レセプションにその旨を伝えれば対応してもらえます。そうすることで、出発日当日はルームキーをレセプションのルームキー返却箱に入れるだけでチェックアウト完了です。「チェックアウトに予想外の時間がかかって時間がなくなる」なんて焦ることがなくなる、便利なサービスです。

◇URL https://www.southerntower.co.jp/

出発当日 朝はバスタ新宿から8時の便で羽田空港へ

ホテルからバスタ新宿までは徒歩で5分程で到着します。バスタ新宿に着いたら、すぐにバス乗り場へ。バスへの預け入れ荷物を係員さんに渡し、引換券を受け取ります。

バスに乗る際にQRコードを見せて乗車したら、好きな席に座ります。当日は満車の状態でした。事前に乗車チケットを購入しておいてよかったです。

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バスが来たら手元にQRコードを用意しておくとスムーズに乗車できます

バスタ新宿から羽田空港までは、この日は約50分で着きました。

 

以上のように、前泊からRT-PCR検査、空港移動までをクリアしました。子どもたちも私もストレスなく過ごすことができたのでよかったです。

この記事がコロナ禍に出国を検討している方などのお役に立てれば幸いです。

《おまけ》出国当日の空港の様子

 2020年11月の羽田空港第3ターミナル(国際線)の様子です。

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人がほとんどいません 静かなロビーはなんだか寂しい雰囲気があります

航空会社の方に聞いたところ、この日はタイ・バンコク行きのフライトとインドネシア・ジャカルタ行きのフライトはほぼ満席、その他のフライトは多くても数十人のフライトだということでした。

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ラウンジにもちらほらと人がいる程度でした

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タイ・スワンナプーム空港到着時 ここで検温や書類のチェックを行います

タイのスワンナプーム空港に到着し、まずは検温を行います。そこで、私から体温37.4度を検出。そこから、脇に用意された一時待機用の椅子に移動させられ、水のボトル一本を渡されました。「まずはそれを飲んで、トイレに行ってもう一度検温しましょう」とのこと。そこで言われたとおりに行ったところ、今度は36.8度が表示され、無事に検問を突破しました。ちなみに、そのあとも発熱や体調不良の症状は一切ありませんでした。

もしも現地空港到着時に微熱が検出された場合は、同様の対応をしたら体温が元に戻るかもしれません!ご参考までに。何はともあれ、健康でいられることが一番いいですね。

入国審査に必要な書類はクリアファイルにまとめると便利

入国許可書やASQホテル予約確認書、コロナカバーのある医療保険証券等、入国に必要な書類はクリアファイルにまとめて持って置くと、入国審査時にすぐに取り出せるので便利です。書類のチェックは複数回ありました。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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