にゃんたのバンコク生活

タイ・バンコクでの日常や、好きなものごとについて綴ります

バンコクに住んで6ヵ月が経ちました

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バンコクに住んで6か月が経ちました。

来泰当初から今までを振り返ると共に、タイでの生活においてはまだまだ新米な私の視点から、日々の生活で驚いたことや思ったことをご紹介したいと思います。 

住まいについて

私が住んでいる場所には環境にも部屋の作りにも満足しています。タイに来る前に、前任者の方から「場所によっては虫が出たりすることがある。オーナーや受付の方の印象も場所によって様々」という話を聞いていたので、住まいを選ぶ際にはその点を不動産屋さんに確認しながら選びました。

驚いたのは、水の味です。タイ入国後の隔離期間が明けてすぐにこの住居に来たのですが、浄水器をつけていない状態の水でうがいをしたところ、苦みというか、口に入れたくないと思うような味を感じました。家族も同じように思ったそうです。水の臭いも気になったため、入居後すぐに浄水器を設置しました。

浄水器を使う前の水は、水質不純物測定器で測ったところ270以上の数値を出していたのですが、浄水器設置後の水は測定結果が6という数値にまで下がりました。この値が10以下になると赤ちゃんが飲めるレベルの真水に近い水質だということを浄水器の業者さんが教えてくれました。

ちなみに、私はうがいをする時は浄水器の水ではなく水道水を使用しています。理由は、タイの水道水にも慣れた方が体がタイの生活に適応するかな、と思ったからです(家族は浄水器の水でうがいをしています)。来泰4か月目くらいまではお腹を壊すこともありましたが、今ではそれは起こっていません。水道水の味も今は何とも感じなくなりました。2月下旬ごろに、水不足が原因で水道水に海水が混じり水道水の塩分濃度が上がったことがあって、その時は体に害があるといけないので浄水器の水をうがいにも使用しました。

 子どもを育てる環境について

外遊びの場所

タイに来るまで最も気にかけていたことの一つが子どもを育てる環境についてでした。我が家の下の子は外で遊ぶのが大好き。でも、ネットで調べたところタイには日本のような児童公園がないことが分かりました。さらに、我が家の子どもたちは暑いのが苦手です。結果として、現在は子どもたちの運動の機会が大きく減っていて、自宅で簡単な運動をしたりアパートにある遊び場で体を動かすことでどうにかしのいでいる状態です。コロナがなければ大きな公共公園に遊びに行きたいところなのですが。早く自由に外で遊べる状態になってほしいと願うばかりです。

バンコクでの学校生活:オンライン授業

学校生活については、子どもたちはバンコクの学校を気に入っている様子なので安心しています。コロナの影響で、2021年1月から一か月半程と、4月中旬から現在までずっとオンライン授業が続いています。上の子は小学生で一人で授業を受けられる状態なので自室でオンライン授業に参加しており、下の子は、一人でじっと座ってオンライン授業を受けるのは難しい年齢なので、私がサポート役として隣にいながらオンライン授業を受けています。

日本からバンコクの学校に転校してから実際にクラスメイトと過ごした時間はまだ2か月ほどですが、その間にどちらの子も友達を作ることができました。オンライン授業中に友達の顔を見られることは、学校が閉鎖されている中での子どもの支えになっているようです。友達って大切だなぁと改めて感じました。

食べ物と食費について

タイの食べ物といったら、皆さんはどんなものを想像しますか?

私は日本にいた時に数回タイ料理のレストランに行ったことがある程度で、タイの食べ物に関する知識がありませんでした。なので、タイに行ったらいろんな種類のタイ料理を食べたいなぁと楽しみにしていたのですが・・・なんと、子どもたちにはタイ料理の味付けが口に合わないことが分かり、家族でタイ料理を楽しむことができない状態になってしまいました。まぁ、仕方がないですね。子どもが小さいうちは子どもの味覚に合わせるしかないかと・・・。

ということで、日系スーパー「フジスーパー」で日本で食べていた馴染みのある野菜や食材を買ってきて、日本にいるのと変わらない食生活を送ることになっています。そういった食材を購入できることはありがたいのですが、食品によっては日本の約2倍から4倍の価格がついているので食費の出費が大きいと感じています。

魅惑のタイ産フルーツ

タイに来てから出来た楽しみは、旬のタイ産フルーツを食べることです。日本では出会ったことのないフルーツもあるので、お店で見つけたり、友人が教えてくれた時は食べるようにしています。ちなみに、旬を教えてもらって食したフルーツは、マヨンチット、マンゴー、ランブータン、ドリアンです。ドリアンは、子どもたちは一口食べてみたところ「これ食べない!!くさいし!!」となってしまいました。なので、私と夫で美味しくいただきました。

 

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ランブータン。もじゃもじゃの赤い毛が可愛らしい。

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店員さんおすすめのカンヤオ種ドリアン。クリーミー&スウィートなお味♡

「タイは常夏だから旬のものなんてあるのかな?」と思っていた私は無知でした。ちゃんと旬の食材があるのですね。フルーツに限らず、これからも旬の食材を試していきたいと思います。

 生活の上でふと思うこと諸々

ここからは、私がふと感じる、あるいは来泰当初思ったことについてご紹介します。

若い人が多い!人口分布が日本と違う

日本が超高齢化社会だということをものすごく感じます。というのも、タイで出会う人々(タイ人)の年齢が若いのです。例えば、働いている人、買い物時にすれ違う人たち等、日本で目にする年齢層より圧倒的に若いです。

とはいっても、タイはASEANの中では高齢化が最も進んでいる国でもあります。そのタイから日本を見ると・・・。

バンコクで感じる格差社会

バンコクの街中を歩いていると、フェラーリやポルシェなどの高級車をよく目にします。いつでも普通に走っています。その一方で、電車の駅の近くなどでは物乞いをしている人々をよく目にします。中には乳幼児と幼児を抱えたお母さんらしい人がほぼ毎日同じ場所にいます。一度、おじいさんが両手を合わせて大きな笑顔を浮かべながら私の前に立ちはだかったことがありました。その時はどうしたらよいかわからず、私は急いでその方を避けて通り過ぎました。正直に言って、その時は少し恐怖を感じました。あの時、私はどうしたらよかったのか。今でもたまに考えます。

美しい鳥の声と蝶の姿に魅せられて

私の自宅付近では、いろんな種類の鳥が鳴いています。オニカッコウをはじめ、名前は分かりませんが高いキーで美しく歌う鳥たちの声がよく聞こえてきます。東京では耳にしたことのない声です。コロナの影響で毎日のほとんどの時間を自宅で過ごしているので、鳥たちの歌声に癒されています。

綺麗な色の蝶もよく見かけます。オレンジからブルーへとグラデーションになっている羽色の蝶をよく目にします。あとは、タイの蝶は日本の蝶に比べて舞うスピードが速く、高度も高い場所を飛んでいるように思います。日本で見てきた蝶は、わりと低い場所をゆっくりひらひら舞っていたように記憶していますが、こちらの蝶はササササーーーーとあっという間に飛んで行ってしまいます。夫に言ってみたところ私の意見に賛同してくれたので、ちょっと面白い現象だと個人的に感じています。

バンコクのにおい

たまに、「うーんこれは結構しんどい」と思うような臭いがする場所があります。あと、毎朝窓を開けると、なんだか不思議な、そしてそれはあまりいいとは言えないにおいがします。このにおいを嗅ぐと、あぁ、バンコクにいるな、という気持ちになります。

仕事の仕方

バンコクに来て初期のころに衝撃だったのは、デパートをはじめいろんなお店の店員さんが雑談をしたり携帯いじりをしていることです。お客さんがいても、です。日本ではありえない光景。でも、あぁ確かこの光景、以前他の東南アジアの国でも目にしたことがありました。文化の違いを感じるのは面白いですね。

あとは、タイ人の方が仕事で我が家に来る約束をした時にそれが守られなかったり、我が家に来る前に電話をくれると言っていたものがなかったり、というのがよくあります。一度、約束の2時間に電話連絡無しで来られたことがありました。こちらは準備を整えていたので良かったですが、あの時はさすがに驚きました。

 日本の良さを感じながら、バンコク生活を大切にしたい

バンコクに住んでみて、一つ分かったことがあります。私は日本が好きなんだ、ということです。いくつか理由はありますが、まずは私は四季のある生活が好きなんだ、ということです。気温や自然の変化は、私にとって大切なリズムになっていたことを感じています。タイで6か月生活をしてみたら、私の場合はずっと暑い場所にいると体がだるくなったり、だらだら過ごしやすくなる傾向にあることが分かりました。

また、日本は水に恵まれていることも非常に良い点だと思います。先に述べたように、バンコクでは水道水が臭ったり浄水器が必要になったりします。また、タイのお店で売られている水は Drinking Water (ドリンキング・ウォーター) が多いのが特徴です。

 Drinking Water とは、簡単に言うと水をフィルターで濾過したものになります。不純物が取り除かれる一方でミネラルなどの鉱物質も除かれてしまうので、味がしないのが特徴です。エビアンなどの輸入Natural Mineral Water (ナチュラル・ミネラル・ウォーター)も売られていますが、ドリンキング・ウォーターに比べて高価です。

Natural Mineral Waterとは、湧水や地下水を原料とした天然水のことです。ミネラルを含んでおり、その含有量により水の味が異なります。

日本では Natural Mineral Water が安価に入手できます。山があり、採水所に恵まれている日本ならではです。日本でも欧米からの輸入Natural Mineral Water は値段が高いですが、国産品を選べば美味しいナチュラルミネラルウォーターが簡単に手に入ります。

こういったことは、バンコクで生活をしたから分かったこと。これから先私の考えがどのように変化していくのか、あるいはしないのかは分かりませんが、バンコクに来たから見えたことを大切に、毎日を大切に生活していきたいと思います。

色々と言いましたが、私も家族もバンコクでの生活を楽しんでいます。せっかくのバンコク生活。これからも、この土地の良いところをたくさん見つけていきたいと思います。

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