タイ産ドリアンに夢中!ガンヤオ種とモントン種を食べてみた
皆さんはドリアンはお好きですか?
先月下旬、友人から「タイのドリアンシーズンを楽しんでね!」という連絡をもらいました。言われるまで全く意識していなかったドリアン。というのも、私は今まで一度もドリアンを食べたことがなかったのです。でも、タイを愛する友人が勧めてくれたので、この際にドリアンを食べてみようと思いました。
"The King of Fruits"と呼ばれるドリアン
「果物の王様」と呼ばれるドリアン。その由来は、とげのついた独特な外観と匂いの強さ、そして高い栄養価に由来しているそうです。果肉の水分は少なくミネラルが豊富で、ビタミンB1、葉酸、ナイアシンの含有量は果物の中でトップクラスだということです。
ドリアンの名前の由来
ドリアンは東南アジアのマレー半島原産で、名前の由来もマレー語から来ているそうです。マレー語でとげを意味する "duri" という言葉に接尾辞 "an" がついてできた名前です。ちなみに、タイ語でドリアンは「トゥーリアン」(Thu-rian)と発音します。
ドリアンを買う in バンコク
ドリアンは食べたいけれど、どこで売っているのか分かりません。ということで、いつものように、まずは自宅周辺の店舗で探すことにしました。
グルメマーケット エムクオーティエ店のドリアン売場
いくつかお店を回ったのちに見つけたのがエムクオーティエ1階のグルメマーケットです。レジの前にドリアンコーナーが作られていて、ガンヤオ種、モントン種、モントン・ミドル種の3種類がありました。下調べせずにドリアンを買いに来たので、ドリアンに関する知識は全くありません。なので、店員さんにどのドリアンがお勧めかを聞いてみました。
店員さんのお勧めはガンヤオ種ドリアン
店員さんによると、ガンヤオ種はクリーミーで甘い、モントン種とモントン・ミドル種は甘いとのことです。
店員さんがお勧め品種を説明している際、「このガンヤオ種はよく熟れていて美味しいよー」と言いながらパッケージの上から指でむにゅむにゅドリアンを押し始めました。その行為にびっくりしましたが、これはそのドリアンが熟れていることを証明するためにやっているとのこと。私と夫もその場でむにゅむにゅさせていただきました。もちろん、優しくそっと、です。
お値段は、ガンヤオ種が1kg 2,500バーツ、他の2種類は1kg 1,500バーツとのこと。せっかくなら美味しいものを食べたいのと、クリーミーという言葉に惹かれ、ガンヤオ種を購入しました。(2021年6月15日現在 1バーツ=約3.5円)
ドリアン購入後の帰宅途中、なんだか自分の周りにドリアンのにおいがしていました。夫もそれを感じていたとのこと。タイでは、ドリアンを持って電車やタクシーに乗ることが禁止されているほか、ホテルや公共の場所にも持ち込みが禁止されているのです。その理由が、このドリアンのにおいに包まれていてなんとなく分かった気がしました(ただし、この記事を書いている今となってはドリアンの香りは甘酸っぱいいい香りに感じている私と夫であります・・・)。
ともかく、帰宅してすぐに待望のドリアンを食べることにしました。
ドリアンの香りの好き嫌いが分かれる
早速、ラップを外してドリアンをお皿に移します。子どもたちもドリアンに興味深々ですが、特に上の子は「ドリアンのにおいが強烈」ということを知っていたので、ドリアンに対しての警戒心も持っています。なので、食べる前にまずは香りを嗅いでみては?ということで子どもたちににおいを試してもらいました。
結果、子どもたちは二人とも一瞬でにおいにノックアウトされました。「こんなにおいのものは食べたくないー」とか「お部屋の喚起しなきゃ!」と大騒ぎです。
それではということで、このドリアンは大人二人で分けることにしました。
ガンヤオ種ドリアンのお味はいかに
この写真の断面でお分かりいただけるでしょうか?とってもクリーミーな食感で、それでいてドロドロはしていないのです。きっととっても鮮度の良いドリアンなのでしょう。お味はとっても美味しいです。甘くて、そしてこのドリアンの香りがまたいい引き立て役になっているのです。食べるまでは「このにおいはお世辞にもいい匂いとは言えない」と感じていましたが、食べ進めるにつれて、この香りが味を際立たせていると感じるようになりました。ドリアン最高です!私も夫もドリアンの虜になりました。
ドリアンマーケットのモントン種ドリアン
今度はモントン種を食べてみたいと思っていたところ、友人が「ドリアンマーケットの近くに行くから買って来るよ」と言ってくれました。ドリアンマーケット!そんな場所が存在するんですね。自分で行ってみたいと思いましたが、今住んでいる場所からは少し距離があるのと、コロナ禍でもあるので電車に乗っての移動は控えたいのもあり、友人に買ってきてもらうことにしました。
ありがたいことにモントン種ドリアン1玉分を買ってきてもらえたのですが、驚いたのはその価格です。なんと!1kg 当たりたったの140バーツだというのです。え、100g 140バーツの間違いでは?だって、グルメマーケットではモントン種が1kg 1,500バーツでしたよ!?
そうなんです、ドリアンマーケットではとってもお買い得にドリアンを購入できるのです。あるいは、グルメマーケットが高いだけなのか、品質が違うのか、何なのかは謎のままですが、とりあえず話を進めましょう。
結局、今回は3キロほどのドリアンを友人が値切ってくれて最終的に364バーツで購入してくれました。友人、本当にありがとう!!!
今回購入してもらったドリアンには果肉が5つ入っていました。大きいものが4つと小さいものが1つです。
ワックスペーパーの上から軽く押したところ、今回のモントン種ドリアンも柔らかい感触だったので、きっと熟れているものなのでしょう。においも甘酸っぱく香っています。さあ、食べましょう!
モントン種ドリアンのお味は?
まず甘みと香りによる味の美味しさはあります。モントン種も美味しいです。ただ、個人的な好みとして、ガンヤオ種の方がもったりとしたクリーミーな食感があったように感じています。モントン種の方が固めの果肉で、種の周りに繊維質が多くありました。
カンヤオ種もモントン種もどちらも美味しい
結局のところ、どちらの種類のドリアンも美味しかったです。これからもドリアンを食べて、その種類による違いを楽しんだりしていきたいと思います。
タイ産ドリアンにはもう1種、チャニー種という品種があるそうです。それもいつか食べてみたいなぁと思っています。
コロナが収まったら、自分でドリアンマーケットに買い出しに行ってみたいと思っています。たくさんのドリアンの中から自分でドリアンを選ぶこと、楽しそうだと思いませんか?
たまに、タイ産ドリアンが中国や香港に大量に輸出されているというニュースを見ます。日本でもタイ産ドリアンが簡単に手に入るような環境になったらいいなと思っています。
皆さんもタイ産ドリアンに出会ったら、是非試してみてはいかがでしょうか。
この記事がドリアンの魅力を伝えられるものになっていたら嬉しいです。